2013年の振り返り
折角なので、この機会にブログを始めるとともに2013年を振り返ってみました
2013年1月-3月
NewYorkでモバイル広告ビジネスをやっておりました
年始に、当時の会社より3月までに大きく結果を出さなければ撤退という宣告を
受けてからのNewYorkへの出発だったので、本当にプレッシャーの掛かる毎日でした。
この時期のNewYorkは、大雪、マイナス10度の気温が当たり前で、
そんな凍てつく寒さの中、目標の達成に向けて、
クライアント先に毎日、飛び回っておりました。
3月に入り、事業の撤退が決まり、事業の整理を行いました
特にメンバーや家族に撤退の報告はとても辛かったです。
家族と離ればなれで暮らすことで、
家族の支えがあって今の自分があり、仕事に専念できていることを改めて理解させられ、今後の人生において、家族や仕事とどう向き合い、どう過ごしていくかという
自身のあり方も明確になりました。
そして、必ずこの地に戻り、
この地からグローバルで当たり前のように使われるサービスと
最高のチームを創りたいという誓いのもと、日本に帰国したのを覚えております。
当時、家内に送ったメール
残念ながら、今の事業はとても厳しいです。ただ、 私はこのままでは終わりません。 私の場合は、挑戦し続けて行かなければ、成長しないという結論に達しました。 成功に甘んじた時点で、私の場合は滑り台のように下る人生に逆戻りしてしまいます。現状に常に甘んじず、とにかく挑戦し続ける人生をこれからも刻んで行きます。 今の仕事が仮に駄目でも私はもうニューヨークに来ている以上、グローバルと関係ない仕事はもうしません。 絶対に次もその機会を必ず自らの手で掴んでみせます。
2013年4月-6月
帰国早々、izuoka-sanに退職の報告をしました。
そして、ゆっくり自身が取りかかる事業を考えようと思っていた矢先、
退職後に給料が入らなくなると
2ヶ月でキャッシュアウトになることに気づき、(お恥ずかしながら、、、)
ゆっくりなんかしてられず、
何とか家族を最低限食べさせなくてはという焦燥感のもと、
自身の会社を設立して、何でも屋をやっておりました。
3月に必ずグローバルのビジネスを行うという堅い決意をしたのも束の間、
このままでは普通に生活できないという現状を知った為、急遽のピポットでした。。。
そんな折りに、知人を介して、sudokenに出会ったのです。
会って20分ぐらい話しあった後に、
sudokenより、「一緒にやりませんか?」
私が「お手伝いできることがあれば」という返事をしたら、
「いやいや、Tonyさんの会社とではなく、KAIZEN として一緒にグローバルを目指しましょう」
とお誘いを受けました。
グローバルで成功するためには、最高のチームとサービスが絶対条件であり、
最初からグローバルを前提とした展開をしていなければならないという、話しで意気投合して
大方、その時点で、KAIZEN にジョインすることを決めておりました。
家内には自分でやると共有して1ヶ月も経たない内に、KAIZEN にジョインするという急な変更を
恐る恐る、相談してみたら、
「前回は、孤軍奮闘して頑張ったけど、限界を感じたんでしょ?
また一人海外でやろうとしても、結局失敗するよ、sudokenと一緒にやれば」
との一声で、KAIZEN のジョインを決めたのです。
2013年7月-9月
毎日、失敗の連続でした
sudokenも私も正直、甘くみていました。
クライアントの反応はとても良いので、
かなり販売できると過信しておりました。
世の中、そんなに甘くないですし、
どんなに良いサービスであれ、
世に未だ知られていない
スタートアップのサービスを最初から信頼してくれて、
使ってくれる企業はそんなに多くないです。
それに気づいてからは、毎日夜中まで、sudokenと
ターゲットの選定、セールス方法の開発をディスカッションしてました。
とにかく、この時期は本当に、本当に苦労しました。
週末家族と過ごしていても、仕事のことが頭から離れず、
家内からも良く「あんた、私の言う事、聞いているの?」と怒られました、
すみません。
2013年10月-12月
10月から事業が急成長していきました。
様々なイベントに出て賞もいただき、サービスの知名度があがり、
またセールス方法の開発をしたお陰で、導入社数も順調に増えていきました。
今の僕たちに一番大切なことは「時間」です。
スタートアップのときは、人・金・サービスのリソースに限りがあります。
あれもこれもと良い所取りしていては、どれも中途半端になり、成長が直にストップしてしまいます。
明確にやらないことを決めていき、やることは、最小限に絞ることをしていかなければ、
有限な時間をうまく活用して、成長していくことが困難になります。
この3ヶ月間で、一番、勉強になり、そして今も、日々考えて行かなければならないことです。
皆様にとって、2013年はどんな年でしたか?
私にとっては、波瀾万丈ながらも、2013年に立てたテーマである「道を切り開く」を
行ってきた年であります。
来年は、確実にその道をグローバルまで広げて、
同時に道の開発にどっぷり浸かる年にしようと考えております。
皆様にとっても来年が素晴らしい年でありますように、
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
Tonyより